2019年3月5日火曜日

腰痛の原因、治し方

豊田市の理学療法士が開院した痛み治療専門院

「やまぐち施術院」

http://toyotasejyututiryou.com/



こんにちは、山口です。

今回は腰痛をテーマに書きたいと思います。

これを読んでいただければ腰痛の原因や対策・治し方がわかります。


  1. 腰痛はなぜ起こるのか?
  2. 腰痛はどうして慢性化するのか?
  3. 背筋をピンと伸ばした姿勢はよい姿勢なのか?
  4. まとめ




1、腰痛はなぜ起こるのか?

  
  腰痛を引き起こす組織はいくつかあります。

  最も多いのが「筋・筋膜性の腰痛」です。






背骨の周りを保護する筋肉さらには筋膜に過剰な負荷がかかることで

痛みが引き起こされます。


そしてヘルニアになったことがある人は知っていると思いますが

「椎間板性腰痛」








椎間板が圧迫されることで引き起こされる腰痛です。


そしてこれはあまり聞いたことがないという人が多いと思いますが

「椎間関節性腰痛」





これは椎間板の後ろにあるもので下の背骨と上の背骨はつながっていて

下にある背骨の上を滑ることで体を曲げたり反ったりが行われます。

椎間板が潰れてくると必然的に椎間関節も圧迫され痛みの原因に

なります。


主な組織としてはこの3つです。

この3つに負担がかかることで痛みやしびれが引き起こされます。

じゃどうして腰痛がある人と腰痛がない人とでは負担のかかり方が

違うのでしょうか?

それには

「姿勢」

「動作パターン」

この2つが深く関わっています。



2、腰痛はどうして慢性化するのか?

「姿勢」と「動作パターン」が腰痛に深く関係すると言いました。

姿勢が悪いから腰痛になるというのは皆さんも想像がつくと思います。

例えば


この姿勢で考えてみましょう。

服のしわでもわかるように

右側の腰部は圧迫負荷がかかっています。

一方左側の腰部は伸張負荷がかかっています。

よく見落としがちなのですが

痛みの原因は圧迫負荷だけではなく

伸張負荷でも起こりえます。

圧迫でも伸張でも過剰な負荷がかかると

痛みとして現れてきます。



そして「動作パターン」についてですが

例として体を反る動作を考えてみましょう。

まずこちらをご覧下さい。




これは「くの字」になるような感じで反っています。

このパターンだと「くの字」の角の辺りのみで反る動きが行われていて

過剰な負荷がかかっていることがわかると思います。


それに対してこちらをご覧ください。





こちらは「くの字」ではなく「弓状」に体を反っているのが

わかるとおもいます。

この反り方は体全体で反るという動作が行われているので

負荷は分散されます。

よって痛みがでにくい反り方と言えます。



これらの姿勢や動作パターンは日常生活で無意識的に行われているので

結果として負荷が蓄積されて腰痛になるといえます。

慢性腰痛はこの無意識的に誤った姿勢や動作が行われ

それに本人が気づいていないことが大きな要因になります。



3、背筋をピンと伸ばした姿勢はよい姿勢なのか?

よく「背筋をピンと伸ばした姿勢はよい姿勢」だと思っていませんか?




これは間違いです!

実は腰痛持ちの人に座っていただくとこのような姿勢になる方は

けっこういらっしゃいます。

なぜよくないのか?

この姿勢をキープするのには腰の筋肉を過剰に働かなくてはならず

そのため腰の筋肉が過緊張状態になってしまうからです。

この状態で長時間座っていれば腰痛になります。

そしてこのような座位姿勢になってしまう方は、体を反ってもらうと

「くの字」で反る人が非常に多いのです。


じゃ理想的な座り方ってどういう姿勢なの?

と思いませんか?


実は理想的な座り方というのはありません!!


どの姿勢も長時間同じ姿勢で座っていると腰痛の原因になります。

じゃどうすればいいのか?

みなさん睡眠中寝返りをしますよね?
(中には寝返りしない方もいるかもしれません💦)

寝返りはなぜ必要かというと

体にかかっている負荷を分散してくれるからです

座っているときも同じです。

負荷分散すれば腰痛は起きにくくなります。

どういうことかというと

座っているときの姿勢を頻繁に変えてあげるのです。


反ったり、丸めたり、右に体重のせたり、左に体重のせたり・・・・・


これが一番腰に負担がかからない方法になります。



4、まとめ

腰痛には姿勢や動作パターンが大きく関係して、そしてそれらは無意識化で

普段の私たちの生活のあらゆる場面で行われています。

よってまず自分の姿勢・動作パターンを知ることが腰痛を治す為、

また予防するために必要になってきます。